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話し方教室 KEE’S  心地よい空間を自ら作る

■ほめて心地よい会話空間を自ら作る
 アポを取って一対一で会ったとき、相手が注目するのは訪れた自分一人だけです。
訪問された側よりも訪問した側のほうが緊張するのは当然のこと。しかも相手の年齢や立場が上の方だったらなおさらです。
ただ、その雰囲気に飲まれてしまっては、面会を成功させることは困難です。
こちら側から積極的に「快適な会話の場」を作り、和やかに話し合いをするべきでしょう。
 この「快適な会話の場」「心地よい会話空間」とは何でしょう。もちろん言葉通り、面会している空間自体を和らげることにほかなりません。
相手に気持ち良く話してもらい、自分も緊張せずに楽しく会話するという状況です。これは訪問側が作り出すものです。その場を作る働きかけが、特に初対面のときには大切です。
 会話空間を自分で作るということは、自分に優位な立場を築くということでもあります。
特に営業目的で訪問する場合は、お客様になるかもしれない相手に対して必然的に立場が下になってしまいます。そこで相手にイニシアティブを握られたままでは、最後まで下のままで終わってしまいます。記憶にも留めてはもらえないかもしれません。
 さらに女性はその場を仕切り、会話空間を作ろうとする発想はあまり出てきません。女性は優しいですから、相手と良い関係を築きたいという考えを優先しがちです。
もちろんこれは女性に限らず大切なことですが、だからといって終始お任せでは良い結果は生まれません。
 その点、男性は多少強引なところもありますが、交渉のために場を作ろうと積極的に動く人が多くいらっしゃいます。そこに打算が見え隠れするかどうかは、あとは本人次第のところでしょう。
別に男性のようにごり押しする必要はありませんが、会話空間を作ろうという意識は、女性にはぜひ積極的に持っていただきたいテクニックです。
 ではどうすればいいのか。この最初の雰囲気作りに欠かせないのが、相手をほめるという姿勢です。別に媚びたりお世辞をいったりということではありません。ほめるという行為は、相手を気持ち良くさせ、リラックスしてもらおうという心配りから自然に生まれる会話なのです。これが会話を快適にスタートさせるきっかけとなります。
 ただ「ほめよう、ほめよう」と考えすぎると、つまらないヨイショになってしまうので、上手にほめる方法が必要です。
 よく質問されるのが、「ほめるのが苦手」「ほめる言葉が見つからない」という内容です。相談を受けるたびに、このような質問を思いつくということ自体が、ほめようと過剰に意識しすぎていることではないかと思ってしまいます。
 往年の名女優オードリー・ヘップバーンの言葉に「美しい唇であるためには、美しい言葉を使いなさい。美しい瞳であるためには、他人の美点を探しなさい」という一節があります。
この意味は、美しい言葉を使うということは自分が美しくあるために必要なことであり、人の良い点を見つける行為は自分の美しさを成長させるために良いことである、ということ。素敵な言葉ですよね。
よく私たちの教室の皆さんにも紹介するフレーズです。このように、自分を美しく成長させるために人の良さを見つけ、優しく美しい言葉を使って表現するというのがほめることであり、それはさらにまた自分の成長につながるのです。決して打算的に発するものではありません。
  とはいえ、やはりほめるのが苦手で上手に言葉にできない人はいます。
そのときには、「うまく言おう」とか「気の利いたことを言おう」とか余計なことは考えないこと。
目に付いたことや気づいたことを素直に言葉に置き換え、笑顔でさり気なく語るのです。
これは最初の導入部だけでなく、会話の途中でも同じ。ふと会話が途切れたとき、相手の表情をうかがい、輝くところがあったとき。いろいろなタイミングで、ほめることができます。その瞬間を逃さずに、敬意をもって言葉にする。これがほめるということです。
 ちょっと抽象的な説明が続いてしまいましたが、もちろんテクニックとしての「ほめポイント」はいろいろとあります。またほめる表現の仕方も多様です。
 続いて何をどうほめれば効果的か、具体的な「ほめポイント」を詳しく説明しましょう。

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KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈

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