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話し方教室 KEE’S  人を褒めるなら♪

人をほめるならほめられ慣れていないポイントを
 相手と顔見知りになり、雑談も自然に生まれるような付き合いになると、
「ほめポイント」は急速に拡大します。
たとえばその人の外見や身なり、持ち物など。初対面からほめるのももちろんアリですが、最初からは言い出しにくい場合もありますよね。、
多少でも親しくなったら、もう少し楽に口に出せるようになるでしょう。
 個人に対する直接的な「ほめポイント」は、相手が男性なら能力、女性なら外見です。
男性に運動神経や記憶力、仕事の処理能力に関する点などへ敬意を表すと、とても喜ばれることが多いのです。
 また女性に対してはスタイルやメイク、髪型、ファッションセンスなどをほめると大きな失敗はしません。
ファッションなど外見という点で言えば、とてもおしゃれな男性が中にはいます。
しかもこれ見よがしではなく、さり気ないおしゃれを楽しんでいる感じで。一見普通に見えるのですが、シャツやネクタイだけは絶対良い物を愛用しているとか、タイピン、カフス、チーフなどが洒落ているとか、わかる人にだけわかるというぐらいのさりげなさです。
特にネクタイは、男性誰もがこだわるポイントではないでしょうか。有名ブランドの良質のネクタイをよく見かけます。
このネクタイというのが実はポイントで、ネクタイをほめるとそこから会話が展開しやすいのです。たとえば「素敵なネクタイですね」と話題にすると、「いや、実はね、これ妻からのプレゼントなんですよ」ということがよくあるのです。
ファッションはもともとは女性の得意分野ですし、ネクタイはプレゼントとして手頃な物ですから、実は妻から、娘から、恋人から、という展開がときどきあります。もし「いつもとは違った可愛らしいネクタイをしているな」などと感じたら、尋ねてみるといいでしょう。
話は少々それますが、個人的な感想として、シャネルのネクタイをしている人は色気があるように思います。またグッチだったら若々しくクールなイメージ、フェラガモなら愛らしさでしょうか。
こうした点に注目して、ほめてあげると、男性は「女性に認めてもらった」と嬉しくなってしまうようです。
 もうひとつ男性に関して付け加えると、男性は文房具などのディテールに意外とこだわりがあるようです。たとえばペンや万年筆、スケジュール帳、ハサミやカッター、カバンなどにさりげなく良い物を持っていることがあります。このようなアイテムにも注目してみるといいでしょう。
経験上、ディテールにこだわりのある人は、もともとセンスが良く細部にまで気を抜かないタイプのため、仕事においてもセンスが良く、感度の高いアンテナを張り巡らせているように思います。こういった方々は身だしなみもきちんとしており、髪型や服装にも乱れはほとんどなく、手先や爪の処理もしっかりしています。
 誰かをほめるとき、特に男性をほめるときに効果的なのは、あまりほめられたことのなさそうな点をほめるということです。背の高い人に「わぁ、背が高いんですね」と言っても、おそらくそれまで何度も言われてきたことでしょう。悪い気はしないかもしれませんが、殊更珍しいことを言われたということもないはずです。
 しかし、たとえば「指が長いですね」とか「指先がきれいですね」というのはどうでしょうか。女性ならネイル処理をしたりマニキュアをつけたりするのはほぼ当たり前ですから、ほめられ慣れていることもあるでしょう。
男性はあまり手先や指先について人からほめられたことはないのではないはずです。同様に、たとえば素敵な声をしているとか、発音がきれいだといった声や口調、自然と出てくる知識や博学さなども、意外性があってほめられ慣れていない点の可能性が高いはずです。
 もちろんほめるべきところは見かけだけではありません。親しくなると、会話の端々に相手の個人的な情報も見え隠れしてきます。それらの情報の中にも「ほめポイント」は無数に点在しています。たとえば家族。子供や奥さん、兄弟などの話題は、かなりパーソナルなネタですよね。
「うちの娘が今年、お受験だったもので」
「どちらに合格されたんですか?」
「○○大学の中等部に……」
「ああ、あそこは良いところらしいですね。私の知り合いにもそこの大学を卒業した人がいるんですけど……」
 などのように、本人ではなく家族をほめる。自分のことをほめられるよりも嬉しく感じる方も多いようです。これもちょっとした上級テクニックに入るかもしれません。
 またたとえばオーディオが趣味だとか、コンピューターに詳しいとか、女性が苦手な分野を得意とする男性は大勢います。機械は私もあまり得意ではないので、そういう話題を発見したら、「機械のことはホント知らないんですよ。いつも夫に頼ってばかりで」などのように、知らないことを知らない素直にアピールするといいでしょう。
 こうした趣味の話題は、ほめるととても反応が良いようです。ただ、あまりわざとらしくならないように。あくまでも相手に敬意を持ち、自分を尊敬してもらったという気持ちになるような持ち上げ方が大切です。
 もう一点忘れてはいけない点は、ほめる着地点を持っておくこと。ただ「カフスが素敵ですね」「手先がきれいですね」だけではほめ方としては足りません。
そこで「別にそうでもないですよ」と答えられたらそこで終わりです。そうならないように、きちんと持論を持っておくこと。手がきれいだったら、「手がきれいな男性って色っぽい人が多いんですよ。
女性から見ても色気を感じますよね」というふうに、自分はどう思うという考え方をきちんと準備しておくことが必要です。
 この持論に落とす方法は、使い方によっては、相手の欠点を話題にすることも可能です。ちょっと太っている男性に相対したとき、「最近太ってきてね」といった話題になったら、「そうですね。でも私、実はぽっちゃりとした男性が好きなんですよ」といった持論で短所を長所に置き換えることもできます。ただ嘘になったり、相手の失礼になるような言い方になっては元も子もありませんから、言い方には注意が必要です。
 何よりもまず、ほめようと意識せず、良いところを見つけてあげようという観点で常に構えていること。男女関係と一緒で、好きな相手だったら、「あばたもえくぼ」ではありませんが、どんなところも素敵に見えてきますよね。
「こんなところにホクロがあるなんて気づかなかった」と言われるような指摘もできるはず。それとまったく同じです。相手の悪いところは目につきやすいものですが、良いところは「見つけてあげる」という気持ちも多少は必要です。良いところがまったくない人は存在しません。相手に興味を持ち、好きになっていれば、きっとどこかにひとつは「ほめポイント」を発見できるはずです。

弊社では、マンツーマンレッスン・1DAY講座等
様々なレッスンを展開しております

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お待ちしております。

KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈

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