こどもスピーチスクール:小学校受験で求められるコミュニケーション力について

KEE’Sこどもコミュニケーションスクールには、小学校受験を前提に、話す力やコミュニケーション力をつける目的で通われている方が多くいらっしゃいます。

話す力やコミュニケーション力というのは、小学校受験に限ったものではなく、ごく一般的に広く求められる力ではありますが、「試験に勝ち抜く」という切り口で見たときには、やはり、そこに特化した対策が必要です。

ただし、KEE’Sは幼児教室ではありませんので、話し方というツールを身につけさせることで「相手に心地よいコミュニケーションが取れる子ども」「誰とでも仲良く、伝えるべきことを伝えられる子ども」を育成することを目指しています。

参照
KEE’Sこどもスピーチスクールで伸びる力
KEE’Sこどもスピーチスクールの考え方

そのことは、小学生になったときに特に活きてくる力で、小学校受験で見られているのは つまりそのような部分であるとも考えています。

<小学校受験に際して気をつけて頂きたいこと>

KEE’Sのカリキュラム構築、講師の指導で最も大切にしていることは、「子どもの意志で、子ども自身の言葉で話させる」ことです。

小学校受験を控え、特に年長さんから通われる方は、あまり時間が無い事もあって、子どもが話すことを親御さんが考えた内容を親御さんの指示の元話しているような姿も見受けられます。これは、話し方を習得するという観点からいうと、間違っています。近道のように見えて、子どもが伝えたいことを自分で探させない時点で回り道をしていると考えて下さい。自分の意志ではないところから出た言葉は、不自然に響き、目線やしぐさにも表れますので、受験の際にも不利であると思います。

知らない間に、子どもが操り人形のようになってしまわないように、子どもの中から出る一言を大切にしていきたいと考えています。

<コミュニケーション力を短期間にあげるために効果的なこと>

小学校受験を目指して話し方を変える方には、ぜひ年中から通って頂き、 KEE’Sのカリキュラムに乗りながら様々な経験や自分探しをしていただくのが好ましいのですが、どうしても年長さんから短期間でコミュニケーション力をあげたいという方は、第一に自信をもって話せるトピックスを作り、人前でも堂々と話せる技術をつけてあげることから始めてみてはどうでしょうか。大人であっても得意分野で十分に話せるトピックスは1つか2つでしょう。それを自分の個性となるまで十分に掘り下げます。リアルな体験を通し、様々な考察を加えて、子どもが自ら「話したい」と感じるまで、親御さんがとことん付き合って引き出し役になってあげてください。話すことを押し付けるのではなく、話したくなるように導いていただく方が、子どもが話し上手になる近道です。

実は私も、息子2人が小学校受験した経験があります。次回はその経験を通して学んだことをコミュニケーションの観点からお話させていただきます。

KEE’S代表 野村絵理奈