「トップに立って人を導く人は話でしか人を導くチャンスはない」

畠中 健二様 リコージャパン(株)元社長

どうしてスピーチトレーニングを受けようと思われましたか?

私は社長就任以来、ほとんど毎日、スピーチスピーチだったんですね。具体的には例えば、300人の人の前で、10人の前で、1対1の対話・・自分の思いをどのようにしたら効果的に伝えられるのかそのことについて自問自答していたんですが、その時に、私の会社の友人から進められて受講を決めました。

スピーチに関しての悩み、課題はありましたか?

まず、第一に、私の話し方は非常に「怖い」という印象があったみたいですね。
その結果、発声発音も固くなり、話の内容も高圧的な話しぶりだったと、周囲の人から言われた事があって、自分でも「そうなのかな」と悩んでいました。

話し方トレーニングを受けての感想は?

一言で言うと、今まで経験したことの無かったレーニングを受けられたことが良かったです。割り箸を加えて発音をトレーニングしたり、姿勢を矯正したり、腹式呼吸での発声など、時には厳しく(笑)まずは発声発音で言葉の強さが出ると知りました。
表情もそうです。いかにやわらかい表情と強い表情を使い分けるかも学びました。

スピーチトレーニングを始める

かなりの部分が改善されました。特に表情。これは自分では分からなかった部分でもあります。話し方にも、欧米的なジャスチャ―というものを取り入れるというような、今までの自分に全くない、ダイナミックで感情を乗せた話し方のスタイルを獲得できました。

トレーニング後の周囲の反応は?

まずは、社員5000人の前で1時間の会社の方針を伝わるようにスピーチすることが目的だったわけですが、そのスピーチを見て、全社員に近い人が「え、この社長は変わったな」、ずいぶん今までと違う雰囲気で我々に話をしてくるのだなと感じ取ったと、これは後に、社員の感想を聞いて知りました。

スピーチに対する意識は変わりましたか?

大きな声を出す。相手に伝えるためには大きなジェスチャーや必要に応じてビッグスマイルを使う。そういう事が意識して出来るようになりました。 その後も、毎日毎日スピーチの連続でしたが、話すことに自信が出来た。そのことによって相手の反応を楽しむという事が出来るようになったことが収穫でした。
結婚式でも、自信を持ってその場にふさわしいスピーチが、満点とは言いませんが、自分の中では高い点数で出来るようになったと思います。自画自賛ではありますが(笑)

国際会議などでも「日本人は話しベタ」と言われていますが・・

社長、リーダーはほとんど毎日話をする。スピーチをしている。そのスピーチが感動的に伝わらないということは、日本人にとって特に改善すべき点ではないかなと思います。
また、話すことをおろそかにしてきたのが日本のリーダーではないかなと我ながら反省もして。今のリーダーの方にはスピーチの重要性を理解してもらいたいと思っております。

将来エグゼクティブを目指す。すでにトップの位置にいる方へのメッセージを

スピーチこそリーダーの最大の武器である、そのために、発声、ジェスチャーなど話し方のテクニックをあらゆるチャンスを活かして自らレベルアップする。客観的にトレーナーに自分の話し方を評価・修正してもらう事を繰り返すことが重要だと思います。

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