KEE’SスピーチKIDS:強い母の後ろに隠れる

KIDSこどもコミュニケーションスクールの保護者の方のお悩みに多いのが、「うちの子は、私が何でもばしばし言うせいで、小さい頃から自己主張できなくなってしまったんです」というものです。

母が強すぎるせいで、自分で決められない、何もできない、主張もない子(特に男の子)が増えているというのは、よく耳にする話です。

親が世話を焼きすぎるせいで、子どもが自分ひとりで何も決められないというのは考えものです。

親は、子どものすることがスムーズにいかないとついつい手を貸してしまったり、もどかしくなってしまい、叱ってしまったりしがちです。その気持ちはすごくわかります。私もついぐずぐずする子どもに手を貸してしまい、後から反省したことがあります。

その反省を踏まえ、保護者の皆様にご提案したいのは、考え方を少し変えてみませんか?ということです。

学びには「過程」が必ずあります

失敗したり、時間をかけたりしながら、コツを得て、次第にできるようになっていく。

その「過程」こそが、学びだと思います。

「過程」を省略して、いきなり結果を得ることはできません。

ですから、「私が強すぎて、我が子は何にもできない」と思っている方は、 子どものやるべきことを取り上げてしまわず、 まずは見守ってほしいのです。

心構えとしてはトレーナー。上から常に正しい指示を与える絶対的な存在ではなく、横から子どもの試行錯誤を見守るトレーナーを目指してほしいです。

ぜひ良きトレーナーとなって、子どもの学びに寄り添っていただきたいと思っています。

KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈