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話し方教室 KEE’S 洗練された話し方に必要なのは!!意外な○○

話し方全体の印象が洗練されていると、聞き手が感じるポイントは、滑舌です。
日本語は50音あると言えど、言いにくい音というのは限られています。

難しい音をハッキリと言うトレーニングをすることで、話し方全体の印象が洗練されてきます。

人にも個性があるように、音それぞれに特徴や表情があります。
音の響きを楽しみながら発音してみましょう。

①《あいうえお》

日本語の口の開け方は、あいうえおの5通りしかありません。
か行もさ行も口の開け方はすべて《あいうえお》です。
曖昧になりがちな、口の開け方をしっかり区別すれば、聞き返されたりすることが、各段に減る、基本の「き」です!!

②《らりるれろ》・・・洗練されたシャープな印象を与える音

舌先を尖らせ、上あごと下あごの間を規則正しくバウンドさせるように発音する、ら行は、鏡の前で、口を大きめに開け、舌の動きをチェックしてみてください。

以下のような動きにならないよう注意しながら行ってください。

  • 舌先が上の歯と下の歯の間から出る
  • 舌の裏側が常に見えている
  • 舌アゴがガクガク動いている

③《さしすせそ》・・・快活ではつらつとした印象を与える音

息を歯の隙間から出す音です。上の歯と下の歯が閉じている状態で、勢いよく息を吐き出しながら口を開け発音します。

歯と歯の間の閉まりが悪い、息が勢い良く出ていないと、ぼんやりとしたキレのない音になりやすい音です。

④《はひふへほ》・・・息を多く必要とする音

腹式呼吸を意識して、お腹から息を吐き出しながら発音します。

主に息で発音する音ですので、口を大きくあけ、たっぷり息を吐き出しましょう。

⑤《まみむめも》 ・・・唇をすり合わせる音

口の閉まりが良いと、知的で信頼できる印象を与えます。

上唇と下唇をしっかりとあわせるよう意識しながら発音しましょう。

唇の周りの筋肉を必要とする音です。

その他にも、音として明確には発音されませんが、大切にしていただきたい音があります。

⑥長音・・・伸ばす音

『―』で表される伸ばす音です。音として明確に発音するわけではないので、あやふやになりがち。

伸ばし方が不十分だと、丁寧さに欠け、早口、急いでいるイメージに。普段より長く伸ばすつもりで発音しましょう。

⑦促音(そくおん)・・・小さいつ『っ』

同じく音として発音されるものではないので、曖昧になります。
しっかりと舌を口腔内につけたり弾いたりして発音しましょう。
促音が甘くなるとだらしない話し方に聞こえることがあります。

⑧撥音(はつおん)・・・『ん』

母音が伴わない唯一の音です。特に意識して発音しないとはっきりと聞こえません。
『ん』の前後の音をしっかりめに発音するようにすると引き締まった印象になります。

発音の仕方は人の印象を大きく左右します。しっかり口が開けば明るい音が出るので明るく、舌がきちんと動けば話し方にキレがあると感じます。

どんなに美人で賢い人も、舌足らずな感じの話し方をしていては、見た目のイメージも台無し。
発音で肝心なのは口と舌の動きです。一つ一つ丁寧に、正しく発音するクセをつけてみてください。

上記、説明した滑舌・発音を行うには、顔(口周り)の筋肉が必要になってきます。

みなさん、知っていましたか?
一般の日本人は表情筋の1割しか使っていないといわれていることを。

3割使っているといわれる欧米人から見ると、日本人の話し方は、口を動かさず、口の中だけで話している【腹話術】のように見えるそうです。

表情を作ったり、話をするときにも、顔の筋肉が必要です。
 
特に、口を開けるための口の周りの筋肉や唇の筋肉、表情を作るための、おでこや目の周りの筋肉は特に重要です。

これらの筋肉を使わずに話していると、滑舌や発音があいまいになることの他にも、次のようなデメリットが生じます。

口を開けずに話すことで起こる2つのデメリット

1 表情がなくなる

口を動かさずに話すクセをつけると、次第に口角筋がおとろえ、笑顔を作りたいのに、口角がしっかりあがらなくなってしまいます。

知らない間に無表情になるのに加え、話すときにも口の周りの筋肉が動かせなくなってしまい、 口の中で話すしかなくなります。無表情で、ボソボソモゴモゴとこもった声で話していると、 相手に不快感を与えてしまいます。

2 音の印象が暗くなる

『おはようございます』 を口を半開きにして言ってみてください。

次に、上の歯一列をみせるぐらいあける笑顔の口で『おはようございます』と言ってみてください 。印象が違うのが分かりますか?

顔とおなじように、声にも表情があります。

口を開けている人は、印象の良い明るいさわやかな音が、話す時口が開かない人は、暗い印象の声が出ます。

布団をかぶって話すと音がこもるのと同じで、口をはっきり開けないと上の歯に唇がかぶさり、 音が口の中でこもってしまいます。

見た目の印象も音の印象も、明るく若々しくするには、笑顔の口を定位置に話すことを心がけましょう!

滑舌・発音を向上させる日々のオススメトレーニング


【滑舌練習】

  1. 「あ・い・う・え・お」の基本の口の開け方を、オーバーだと思うくらいに大きく口を開けて10回繰り返します。
    (慣れてきたら徐々に回数を増やしましょう)
  2. 「ララララ」と「ラ」を連続で発音します。
    「ダ」や「ア」に近い音に聞こえ無いよう、舌先をしっかり動かして発音します。
    (慣れてきたら、あごの下に本などを添えて、あごが大きく揺れないように注意しながら、舌をしっかり動かし、発音してみましょう)

【発声練習】

息を鍛える(15セット)

滑舌(声の間口)がしっかり作れるようになったら、言葉はもちろん、気持ちを届けるためにも、息も鍛えていくことも大切です。

  1. 体の力を抜いて正しい姿勢で立ちます。
  2. 鼻から息を吸い、おへその下にいっぱいにためます。
  3. いっぱいになったら、胸にもためましょう。
  4. もう息が入らない、と思ったところから、もう少し入れてみましょう。
  5. 静かに、細い息で、どこにも息を留まらせずに口から吐きます。
  6. もう吐く息がないと思ったところから、さらにお腹がぺったんこにへこむまで吐ききりましょう。

肩や背中、首に力は入っていませんか。力を抜きながら息を吸う、脱力しながら息を吐くという習慣を付けましょう。

【声を乗せてみる(1日5セット)】

息がつかめたら、「あ」という音を乗せて、どのくらい続くかタイムを計りましょう。

15秒~20秒続くようになるとよいでしょう。

広い場所での講演や、セミナーなどをされる方は、30秒以上続くようになるとより伝わりやすい声をキープしながら、話ができます。
1秒でも長く続くように、頑張りましょう。

★注意点

無理して声を張り上げる必要はありません。喉を絞って声を出すと、喉がヒリヒリと痛くなります。

できるだけ、喉元や肩、胸の周りの筋肉をリラックスさせ、喉を大きく開けるようにすると、喉を痛めず自然に発声できますよ。

KEE’Sのレッスンでは、このような、洗練された発音。相手や多くの人に伝わる声を作ることから、レッスンをスタートします。
レッスンで得たスキルは、一生もの!!

ぜひ、無料体験に一度お越しください。

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