やわらかで丁寧な話し方になるには、クッション言葉をクセにするのが一番です。
クッション言葉は、冒頭に入れることで直接的な表現を避ける『緩衝材』のような働きをします。
例えば電話が掛かってきて、『営業の村田さんお願いします。』⇒『少々お待ち下さい。』ではなく、『田村ですね。かしこまりました。少々お待ちください。』と言ったほうが印象が良いですよね。
特に、失礼にあたりそうな事や断る時、目上の人との会話には、本題の前にクッションを入れて衝撃を和らげましょう。
×『どちら様でしょうか』⇒○『恐れ入りますが、お名前をお聞かせ頂けますでしょうか?』
×『会議室の手配ですね』⇒○『かしこまりました。会議室の手配ですね』
×『当社では取り扱っておりません』⇒○『申しわけ御座いませんが、当社ではお取り扱いがございません。』
いかがですか?
日頃クッション言葉を使わず直接的な表現をしている方は、『恐れ入りますが』『申しわけ御座いませんが』『お手数をお掛けしますが』『かしこまりました』『承知いたしました』などいくつかクッション言葉を覚えて、冒頭に入れるクセをつけてみてください。
注意が必要なのは、ビジネスの場では特に、クッション言葉を多く使いすぎてしまい、結局何が言いたかったの?と言われないように、しましょう。
ちょっとした一言を加えるだけで、聞き手を大切にしようとしている気配りが伝わります。
そっけなくなりがちなメールの文章にもクッション言葉を活用しましょう。
その一言で、知的な話し方、コミュニケーションが出来る大人と思われるはずです。
また、最近のお悩みでよく相談を受けるのが、ママ友同士の会話でのお困りごとです。
あなたは、“言い過ぎてしまって後悔”ということはありませんか?
ママ友と最初は仲良くできるけれど・・・慣れてきたと思った時につい出てしまった言葉遣いや、表現がストレート過ぎてしまうなど、ちょっとしたきっかけで関係性が悪くなるリスクがあります。
最低限のマナーの具体的な方法としては、ネガティブな言葉をできるだけ使わず、ポジティブな言葉に変換することです。
といっても、これがまた難しいですよね。そのお気持ち、わかります。
物事は表裏一体。下記の例を見ていただくことで、ヒントになればと思います。
例①
「うちの夫は休みの日は疲れたと言って、寝てばかり」 NG!!
「平日は遅くまで仕事で、疲れている」
例②
「うちの子は、運動ばかり得意で勉強は一切しない」というのも「うちの子は、勉強より運動が好きみたい」と言い換えれば、ネガティブな印象は消えます。
このように、言いたい言葉を一度飲み込んで間を取り、その間に物事をポジティブに捉えなおして話すようにクセをつけていけば、いわゆる攻撃的なタイプの話し方を改善することができます。
仲良くなったから何でも言い合えると勘違いせず、相手に対しても、気持ちのよい会話を心掛けるマナーは守りましょう。
自宅でも出来る練習としては、明るく、印象よく話す練習です。
声は小さいほど自信の無さが相手に伝わります。また、発音や滑舌は不明瞭であればあるほど聞き取りづらいだけではなく、印象も暗くなります。
私は「笑声(えごえ)」という言葉で表現するのですが、声にも顔と同じく表情があります。しずんだ表情で発せられた言葉は、しずんだ表情をしていますし、明るい表情で発せられた言葉には明るい響きがあります。
話す時は、笑顔の口(口角をあげながら、大きく開いた口)で話すようにすると、発音の印象が良くなります。
また、声は少し高めのトーンで出すと親しみやすいイメージが付きます。
ご自宅で、鏡の前で、笑顔を作り高めのトーンで話す練習をしてみましょう。普段の話し方と違っていれば、笑声で話す練習を続けて、印象のよい話し方を身につけましょう。
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