プレゼンが上手い人には共通点があるのをご存じでしたか?
「プレゼンが苦手」「緊張すると話が飛んでしまう」「上司の前でうまく話せない」
レッスン時に皆様からよく伺うお悩みです。
プレゼンが上手い人は、どんな場面でも堂々とわかりやすく伝えています。
ご自身と比較して、
「生まれつきセンスがあるのだろうな」
「自分とは持っているものが違う…」
そう思ってしまうかもしれません。
しかし、実は「プレゼンが上手い=もともと持っている能力」という考えは誤解です。
プレゼンが上手い人には共通する技術と型があるのです。
才能ではなく、誰でも身につけられるスキルです。
そこで今回は、現役アナウンサーが指導する話し方教室KEE’Sが、プレゼンが上手い人の共通点を3つにまとめて解説します。
声と第一印象で惹きつける
プレゼンが上手い人の第一声を思い出してみてください。
既に冒頭から「何か違うな」と感じるはずです。
プレゼンは、第一声で勝負が決まると言っても過言ではありません。
声が小さい、抑揚がない、語尾が弱い。
それだけで聞き手は「自信がなさそう」「説得力が弱い」と受け取ります。
逆に、聞き手を惹きつける声が出ていれば、内容が入ってきやすくなり、評価も高まります。
プレゼンが上手い人が必ず意識しているのは次の3つ。
「ソ」のトーンで発声
普段より少し高い音階(ソ)で話すと、明るく前向きな印象を与え、会場全体を巻き込みます。第一声は特に意識しましょう。
腹式呼吸で響く声を
お腹を使って発声すると、緊張しても声が震えず、最後列まで届きます。
声が小さい=説得力が弱い、はプレゼンの鉄則。緊張を押し返すためにもお腹から声を出しましょう。
テンション3倍で
感情を声に乗せることで、一文ごとにエネルギーが伝わります。
さらに、発声には表情が連動します。
明るい声は、明るい表情をつくる、これが聞き手との距離を一気に縮めてくれます。
声は生まれつきではなく、鍛えるほど必ずよくなります。
資料を活かす話し方で説得力アップ
プレゼンが上手い人が共通して意識しているのは「スライドの読み上げ」にならないことです。
よく、書いてあることを説明するのに夢中になってしまう方がいらっしゃいます。
ただ残念ながら、画面に書いてあることをそのまま話すだけだと、聞き手は「自分で読めるから聞かなくていい」と判断し、集中力も途切れがちになってしまいます。
一方、プレゼンが上手い人は、資料には書いていない情報を“言葉で補う”ことで価値を生み出しています。
資料が「視覚情報」を示し、話し手は「感情」や「背景」を届ける。
この役割分担ができてこそ、説得力が高まります。
資料と話し方を連携させるために意識したい三つの原則があります。
1. 視線を奪わないシンプル設計
情報は絞り込み、図やキーワードで整理することで、聞き手が一目で理解できる状態にする。
2.「結論 → 理由 → 補足」の話し方
冒頭で結論を提示し、その根拠や事例を後から説明する。
「何の話か」が即座に伝わることで、聞き手は迷わず集中できます。
3. 問いかけで聞き手を巻き込む
「どちらが成果につながったと思いますか」
「なぜこの結果になったのでしょう」
考えさせる問いは、理解を深め、プレゼンへの参加意識を高めます。
資料はあくまで理解を助けるための補助ツールです。
全てを載せる必要はありませんし、載せすぎるとかえって逆効果です。
聞き手が画面を見て
「何に興味を示しているか」「どこで悩んでいるか」
を、その場で読み取り、最適な説明を添える。
それが“聞き手の頭の中に情報が残る”プレゼンの話し方です。
聞き手の心をつかむプレゼンパフォーマンス
プレゼンが上手い人と思われるためには、どのようなパフォーマンスで聞き手に訴えかけるかも重要です。
プレゼンは「声+資料+動作」で成立する総合的なコミュニケーションです。
ただ立って話すだけでは、聞き手は離れてしまいます。
プレゼンが上手い人の立ち居振る舞いには共通点があります。
視線(アイコンタクト)
会場を三〜四つのブロックに分け、一センテンスごとに視線を動かす。
話を聞いてもらえる空気が生まれる。
ジェスチャーの意味づけ
「大きい」「三つある」「ここが重要」
動作によって言葉以上の情報と説得力が伝わる。
「間(ま)」を使って強調する
大事な言葉の前で一秒止まる。
話題転換で数秒の間を取る。
余白が言葉を際立たせる。
一方で、次の動きは避けたいポイントです。
・ずっとスライドだけを見る
・身体が固まり直立不動のまま
・小さな声で単調に話す
どれも「伝えたい」という気持ちが弱く見えてしまいます。
声・動き・視線のリズムが噛み合った瞬間、あなたのプレゼンが変わります。
次のプレゼンで「伝わる人」になるために
最後に、プレゼンが上手い人の共通点3つを整理します。
① 声と第一印象で惹きつける
② 資料を活かす話し方で説得力を高める
③ 「視線・動き・間」でプレゼンパフォーマンスを生み出す
どれも生まれ持った才能ではなく、意識と練習によって磨いていける「技術」です。
そしてプレゼンは、実際に声を出し、人の前で話す経験を積むことで確実に上達します。
一人では気づきにくいクセも、客観的なフィードバックがあると改善がスムーズです。
KEE’S話し方教室では、
現役アナウンサーが声・資料・話し方・見せ方まで、総合的にサポートします。
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