ビジネスでは説得力のある話し方が求められるシーンが多くあります。交渉や商談、提案、プレゼンテーションやスピーチなど、どれも重要です。このようなシーンで説得力をもって話せず、自信をなくしている方もいるかもしれません。
そこで今回は、説得力のある話し方が必要な理由から、説得力のある話し方のテクニック、説得力のある立ち居振る舞いや動作、説得力のある話の構成まで解説します。
説得力とは?説得力のある話し方が必要な理由
説得力とは、相手を納得させ、相手の心を動かす力です。時にその結果、相手の行動を促すことができます。
話すとき、書くときなど、人が何かを誰かに向けて発信する際に求められますが、ここでは「話すとき」に限定して解説していきます。
説得力というと、「論理・根拠」に重点が置かれがちですが、それだけでなく、話し手の「好感度・信頼性」や、聞き手の「共感・感動」も重要です。
悪い印象のある人や信頼の置けない人の話はどんなに論理的でも聞く耳を持ちたくありませんし、論理が完璧でも聞き手の心が揺り動かされなければ「ふーん」で終わってしまいます。
「論理・根拠」「好感度・信頼性」「共感・感動」がすべてそろってはじめて、聞き手は「納得」するのです。
説得力のある話し方が必要な理由
ビジネスシーンにおいて、説得力のある話し方は、なぜ必要なのでしょうか。主に次のことが挙げられます。
- ビジネスの成果を出すため
- 部下やチームメンバーを動かすため
- コミュニケーションを円滑にするため
これらはいずれもビジネスシーンにおいて重要であることは言うまでもありません。説得力のある話し方は、必要不可欠であるといえます。
説得力のある話し方のテクニック
では、説得力のある話し方をするにはどうすればいいのでしょうか。ポイントは、先述の通り「論理・根拠」「好感度・信頼性」「共感・感動」の3つすべて満たすことです。
そのためには、まず表現方法や声の出し方、滑舌などの話し方のポイントを押さえておきましょう。これは「好感度・信頼性」にも関わってくることです。
わかりやすい表現を使う
説得力を持たせるためには、相手に伝わる言葉を使うことが大切です。むずかしい専門用語はフォローを入れるなどしてわかりやすくしましょう。コツは小学生でもスッと意味が理解できるような表現を使うことです。
ロジカルな話こそ、暖かい口調で
説得力を持たせるためにはロジカルに話すことが求められますが、ロジカルさばかり重視すると、冷たい印象になってしまうことがあります。そうなれば好感度が下がってしまうため、注意が必要です。ロジカルな話こそ、ゆっくりと暖かい口調で話すことを心がけてください。
例えば、何か主張する部分では、語尾をそっと置くように相手の反応を意識しながら話すなどです。
腹式呼吸で自信のある声を作る
声が小さかったり、ぼそぼそ話したりすると、自信がないように見えてしまい、信頼性が低下してしまいます。
自信のある力強い声で話しましょう。
腹式呼吸、つまりお腹に空気を入れて息を吐きながら話すことで、力強い声を出すことができます。また音の粒を揃え、はっきりと滑舌良く話すよう心がけることで、好印象を持ってもらえます。
滑舌をよくするには、舌の筋肉を鍛えることが有効です。「ララララ」と発声して練習するのがおすすめです。また話すときにゆっくりしゃべることで、ろれつが回らないなどを予防できます。
説得力のある立ち居振る舞いや動作
話しているときの立ち居振る舞いや動作は、信頼性や好感度に大きく影響します。説得力を出すための主なポイントをご紹介します。
姿勢をよくする
姿勢はとても重要です。猫背の人や頭や髪の毛、顔を頻繁に触る癖があるなど挙動不審の人の話は、どんなに良い内容でもなんとなく不審に思ってしまうものです。背筋をピンと伸ばし、堂々としている人のほうが、好感が持て、信頼も置けるでしょう。
姿勢を正すには、壁を背にして立ったときに壁に平行になるようにすることがポイントです。
ジェスチャーを用いる
ジェスチャーは、スピーチやプレゼンで有効な動作です。手振りで示すと、聞き手に感覚的にスケールなどをわかってもらいやすくなります。例えば「こんなに大きくて丸い形なんです」と伝えるときに手の平で空中を描いて見せれば、わかりやすくなります。
また「ポイントは3つあります」と言うときに、人差し指と中指と薬指を立てて示せば、「3つ」がより強調され、聞き手の理解を促します。
笑顔で話す
表情もジェスチャーの一つです。笑顔で話すことで、好感度が上がります。また笑顔をすると頬骨が上がるので、口角が上がって声も明るくなります。遠くまでよく通る声になるため、聞き取りやすく、好感度の高い声を作ることができます。
優しいまなざしで話す
目線も重要です。特に1対1で話すときには、目線が泳ぐと目立つので、相手に不信感を与え、不安にさせてしまいます。ビジネスでは相手に信頼してもらい、安心感を持ってもらうことが重要ですので、適切な目線で話しましょう。
好感度を上げるには、優しいまなざしで見るのがコツです。相手を癒すような気持ちで相手に視線を送りましょう。
説得力のある話の構成
「論理・根拠」については、話の構成の仕方がポイントになります。
結論から話すロジカルな話し方の構成にする
ロジカルスピーチの基本は「結論→理由→詳細→結論」の順番で話すことです。何も考えずに話すと、「理由」から話してしまいがちですが、ダラダラと長いと「結局、何が言いたいの?」と思われてしまいます。結論から話せば、聞き手は何の話なのかわかりながら話を聞くことができます。
根拠を数字で示す
説得力を持たせるためには、納得のいく根拠が必要ですが、数字で示すことがポイントです。統計データやアンケート結果を用いることで、説得力が高まります。
聞き手がイメージしやすい例え話を入れる
具体的な例え話は、聞き手の頭の中にイメージしてもらいやすくなり、理解を促します。しかし、相手がイメージしにくい例え話は逆効果になってしまいます。
例えば飲食業の担当者にプレゼンする際に、IT業界の具体例を話したとしても、イメージがつきにくいでしょう。相手にとって身近な例を用いることが大切です。
まとめ
説得力のある話し方は、ビジネスにおいて大きな武器となります。「論理・根拠」「好感度・信頼性」「共感・感動」の3つを意識しましょう。そしてそれに紐付くテクニックを身につけることで、話はより一層、わかりやすくなり、相手の納得感を生みます。
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