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話し方教室 KEE’S 質疑応答に強くなる!

一生懸命準備したプレゼンは万全でも、思いがけない質問が飛んでくると、途端にあせって、どう答えればいいのかわからなくなってしまう。もしくは、答える内容はわかっているのだけれど、うまく伝えられない。

そう、プレゼンに問題がなくとも、質疑応答に弱い人は多いのです。でも、それは単なる準備不足。

「思いがけない質問」など、本来はあってはいけないもの。「突っ込まれるとしたら、ここかな」「ここも聞かれるかな」とあらかじめシミュレーションする作業が必要ですし、それでも答えられない場合はどうするか、切り返し方まで考えておくべきなのです。

想定質問と回答を準備するときには、「論理的話法フレーム」を用いて整理しておくと、とっさにわかりやすく話を組み立てることができます。

例えば、「なぜ売り上げが減少したのか?」という質問には、その理由を2つ、さらにはその下には理由を詳細に説明する̟̟プラスαの情報を。原因と理由、さらにはその対策などをひとつの図にして整理しておけば、関連情報を系統立てて、頭の中に入れておけます

回答力の差は、頭の中の整理具合の差であるとも言えます。

情報はたくさんあるけれど、頭の中にごちゃごちゃに押し込んでいては、とっさのときに肝心な情報が出てきません。情報は、分類し、きちんと整理したうえで、何がどこに入っているのか把握している状態にしておかなければなりません。

ときに思いがけない質問が来たとしても、情報がきちんと整理できていれば、すぐに必要なものを取り出し、相手に提供することができます

論理的話法フレームの良いところはもうひとつあり、それは「結論から話せる」点です。結論がすぐに出てくると、質問者の疑問もそこでひとまず解消されるので、納得しながら、後に続く理由を聞いてもらうことができます。

よくあるのが、最も聞きたいことが回答者からなかなか得られない場面。質問者のストレスも増し、「回答がとんちんかん」「的外れ」という印象をもたれてしまいます。

質問に対する回答を準備する作業は、自分の中にどれだけ別の視点を持つことができるかにかかっています。それにより、これまで見えてこなかった意外な反省点が見つかるかもしれません。

たとえ想定した質問が来なかったとしても、プレゼンで言いたかったことを別視点から論理的に見つめなおす作業は自分の成長にもつながります。質疑応答シミュレーションでぜひ冴えた回答者になってください。

KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈

KEE'S 6時間ベーシックSPEECHコース

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