話し方教室 KEE’Sでのお悩みで多いご質問でもあります。
初対面の会話がうまくいくかどうかは、リラックスムードがいかにつくり出せるかに掛かっています。
例えば、有名ホテル、レストラン、カフェなど、お客様にくつろいでいただける空間作りを大切にとコンセプトを掲げた場所が多くあります。
なぜリラックスさせるのか?
リラックスした心地よい時間を十分に楽しみ、“満喫できた”といった感覚、実は、この感覚がまた来たいと思ってもらえる場所となっていくのです。
この現象は、会話においても同じです。
会話が心地よく、楽しかったという感覚が“また会いたいな“と思ってもらえる要素になります。
では、初対面の人にも“また会いたい”と思ってもらえるにはどうしたらよいか。
まずは、自分自身がリラックスすることがポイントです!!
会話が途切れないように内容を練る、気分を良くしてもらうために褒める・・・
というテクニックよりも先に『空間作り』に力を入れます。
場所や自身を飾りたてるという意味ではなく、“お相手がくつろげるように、自分が先にくつろぐ”
相手に緊張感を与えることのない、リラックス空間(雰囲気)作りをしてみましょう。
例えば、一流のホテルマン、ウェイターは、自らゆったりとリラックスしている雰囲気を提供し、お客様が方に力の入らない演出をします。
一流のホテルで、お客様に対して威圧感を出したり、急かすような言動や態度をとるホテルマンがいたら・・・こちらも嫌ですよね。そして、もう一度行きたいとは・・・思いません。
特に、緊張している場面では、明るい雰囲気を出そうと頑張るあまり、肩に力が知らず知らずのうちに入ってしまうことがあります。
緊張や頑張って演出しようとするあまり、力が入った空気感のようなものが出てしまうと、それが相手に伝わり、相手も緊張し、お互い打ち解けるまでに時間がかかってしまいます。
相手を待つ時間があるときは、今日は『どんな人と出会えるのだろうか?』『@@の話題を是非くわしく聞いてみたいな』など、
緊張を相手への興味関心に変えて、楽しんで迎える気持ちにフォーカスし、ご自身もリラックスした気持ちでお迎えしましょう。
お相手の会社へ訪問するなどの場合は、相手に心地よく迎えていただくために、手土産ならぬ自分なりの『感想』を持って行きたいもの。
感想とは、その会社について調べたことや、訪問してみて気がついたこと、もちろんポジティブな『感想』 のこと。
何もないのは、手ぶら同然のマナー違反と心得よう。
最も良いのは、相手の会社について感心したこと、共感したことなど《褒めポイント》。
普段、褒めなれていないので何を褒めてよいのか分からないという人は、いくつかの視点で探してみよう。
褒めるというのは、本人を褒めると相手も恥ずかしがるし、言うほうもハードルが高い。
本人ではなく、かかわりのある第三者を褒めるというテクニックが有効です。
第三者とは、例えば会社
ビジネスでは、《会社》 を褒めるが有効。例えば、会社を褒めるにもいくつもポイントがあります。
・会社の理念
・会社の製品
・社員
社風や社内の雰囲気自分の会社を褒めてもらうのは、たとえ、お茶碗1個にしても誇らしいもの。
積極的に褒めるポイントを探しましょう。
理念や製品などは訪問前に、HPでしっかりと把握して、自分なりの褒めポイントを準備しておく。
また、その日、訪問して感じたこともプラスアルファできると上級です!
たとえば『すれ違う社員の皆さんが、皆さん挨拶をしてくださいます』『活気のある社員様が多いですね』など社員を褒めたり、『オフィスの家具がステキですね』『このお部屋からの眺望がすばらしいですね』など社内の雰囲気を褒めるというのも良いですね。
プライベートでは、優しい笑顔とお相手に会話のペースを合わせて会話をすることで、初対面ではじめは緊張している中でも、少しずつ心が開いてきますし、ビジネスの場であっても、空気作りや言葉のお土産を持参することを心掛けましょう。
相手の心の扉をこじ開けてしまっては、嫌な思いが残るだけです!!心地よさがポイントです!
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代表取締役社長 野村絵理奈