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話し方教室 KEE’S 「間」を使いこなす(2)引きつけの「間」

前回に引き続き、「間」(ま)のお話です。

理解の「間」は聞き手が新しい情報を理解するためにセンテンスとセンテンスの間に取るものでしたが、今回ご紹介するのは引きつけの「間」。

こちらは、センテンスの中で聞き手の注意や関心をあおりたい大事なワードの前に取る「間」です。

ニュースなどを見ていても、この「間」はよく使われているのがわかります。例えば、「今年の流行語大賞は………『●●●●』に決まりました」の「………」が引きつけの間です。

アナウンサーにとって、この「間」は聞き手への問いかけや注意を引きつけるという意味を含んでいます。この無言の「間」の中には、「今年の流行語大賞、発表になりましたよ。なんだと思いますか?いいですか、発表しますよ」という心の声が込められているのです。

それは、視聴者のわくわく感を演出するためでもあります。話し手はすでに知っている情報ですが、聞き手にとっては初めて聞く情報。その新鮮さやインパクトを感じてもらうには、「どきどきわくわく」を感じさせる「間」が不可欠なのです。

引きつけの間は理解の間より短めの1~2秒でいいでしょう。難しい言葉、数字などのアトにも少し「間」を取ると、その言葉が際立ち、理解を深めてもらえます。

KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈

KEE'S 6時間ベーシックSPEECHコース

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