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話し方教室 KEE’S 笑顔で話して声の印象を上げる「笑声(えごえ)」を身につけよう(その2)

前回取り上げた「笑声」について、自宅でもできる練習方法を紹介します。

笑声は、笑顔の口角が上がった状態のまま声を出すと、つくりだすことができます。
アナウンサーは、笑顔が美しいといわれますが、口角をあげて発音したほうがクリアに聞こえ、印象も良いことを知っているからです。
それと共に、目の表情も柔らかくします。目を見開くより、目の周りの力をぬいて、目じりが下がった状態のほうが笑声に合っていて、相乗効果で好印象を得られます。

家で練習する場合は、鏡の前に立って以下の順で笑声をチェックしましょう。

  1. 鏡の前に、体や顔の力を抜いて、姿勢よく立つ
  2. 口角(口の両端)を「い~」と発音しながら真横に引く
  3. その状態のまま、口角をくいっと上げ、「え~」と言いながら逆三角(▼)の口を作る
  4. できるだけ逆三角(▼)の口を維持しつつ(口角を上げたまま)、
    「おはようございます」「おつかれさまです」「よろしくおねがいします」と言ってみる

いざ笑声を出そうとしても、何だかぎこちなく、難しく感じるかもしれません。
下記のコツを心がけてみてください。

  • 口角をきちんと上に上げる

口角をきちんと上に上げ、逆三角の口を作ること。口輪筋という口の周りの筋肉が衰えると口角を上げるのがむずかしくなります。口角が下がったまま発音すると、声の表情としては『不機嫌』になってしまいますので、きちんとした笑顔が作れ、その口を保ったまま話せるように口輪筋を鍛えることがポイントです。

  • 目の表情も連動させる

目の表情も連動させると自然に好印象を与えることができます。口元だけ笑顔でも、目が笑っていないということになると、うそっぽく見えてしまい、かえって相手に不信感を抱かせてしまいます。

  • 心をこめる

一番大切なのは、心をこめること。いくら声や顔で笑顔を作っても、心がともなわなければ形だけになってしまいます。ビジネスで誰かに会うときには、コミュニケーションを取る相手への好意を心の中で確認した上で、気持ちが伝わる表情や声を使いこなすようにすれば、笑声はビジネスを円滑にする最高のツールになるはずです。

鏡があれば手軽にできる笑声の練習、ぜひ自宅で時間が空いたときに実践してみてください。

 

エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈

6時間ベーシックSPEECHコース

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