ビジネスの現場においては、会話の重要性が高い上に、正確さやわかりやすさ、スピードなどあらゆる要素が求められます。その中で、聞き取りやすい話し方はすべての前提となるため、重要性が高いといえます。
では、聞き取りやすい話し方とは具体的にどのようなものなのでしょうか。またそのテクニックも知りたいとお考えではないでしょうか。
今回は、聞き取りやすい話し方の定義や身につけるメリット、話が聞き取りにくい原因、聞き取りやすい話し方のテクニックを解説します。
1. 聞き取りやすい話し方とは?
まず、押さえておきたいのが、聞き取りやすい話し方を分析すると、どのような要素が含まれるのかということです。また聞き取りやすい話し方を身につけるメリットもご紹介します。
聞き取りやすい話し方に必要な要素
聞き取りやすい話し方に求められる要素として、次の点が挙げられます。
- 発音:滑舌が良く明瞭な発音は聞き取りやすい話し方の重要な要素です。
- 音量:声が小さい、または大きすぎる場合、聞き手は内容を理解することができません。
- 声のトーン:低すぎる、高すぎるトーンだと聞き手は不快に思ったり、集中力を欠いたりしてしまいます。
- 声の響き:よく通る声は聞き取りやすさを高めます。声がこもっているとはっきり聞き取れず、聞き取りにくくなります。
- スピード:話すスピードは早すぎても遅すぎても聞き手を惑わせてしまいます。
- 間:話している最中の、単語と単語との間や、話と話の間などに設ける適切な間は、話を聞き取りやすくします。
- 抑揚:強調すべき箇所で強めに話し、逆にサラッと話を進めるべき箇所は弱めに話すなどすると、聞き取りやすさを増すことがあります。
- 単語の選定:むずかしい専門用語や聞きなれない単語を使用することも、聞き取りにくい原因となります。耳慣れた単語を選ぶことは聞き取りやすさにつながります。
聞き取りやすい話し方がもたらすメリット
聞き取りやすい話し方の条件をすべて満たすことで、より話しやすさが増します。このような話し方は、ビジネスにおいて、次のような数多くのメリットを見込めます。
- 交渉がうまく進みやすい
- スピーチやプレゼンの結果を出しやすい
- 人間関係がうまくいきやすい
- 自分の伝えたいことが伝わりやすい
- 人を動かしやすい
もし周囲から話を聞き返されることが多かったり、「何を言っているのかわからない」「話がわかりにくい」などと指摘されたりする場合、聞き取りやすい話し方のテクニックを身につけることは有効です。
2. 話が聞き取りにくい原因は?チェックしてみよう
まずは、今の自分の話し方を振り返ってみましょう。聞き取りやすい話し方になっているか、次の項目でチェックしてみてください。
- 滑舌が悪い
- 声が小さい、ぼそぼそ話している
- 声のトーンが低い
- 声がこもっている
- 話すスピードが速すぎる
- 抑揚がない
- 適切な間を取っていない
- 聞き取りにくい単語を選んでいる
もしこれらに一つでも当てはまる場合、先述の「聞き取りやすい話し方」の条件をすべて満たしていない可能性があります。
誰もが多かれ少なかれ、話し方のくせを持っているものです。チェック項目をもとに自分の弱みを特定してみましょう。
3. 聞き取りやすい話し方のテクニック7選
自分の弱みはもちろんのこと、あなたの持ち前の強みを強化するためにも、聞き取りやすい話し方のテクニックを一通り身につけておきましょう。主なテクニックを7つご紹介します。
聞き取りやすい発音
発音については、滑舌をよくすることが先決です。滑舌が良くないと自覚している場合、その原因を探ってみましょう。原因は一つではありません。
- 舌や口がうまく使えていない
- 呼吸のリズムが乱れやすい
- 歯並びや噛み合わせ
- 緊張やストレスによるもの
代表的なのが、舌の筋肉が弱い、口がしっかりと開閉できていないことです。これにより発音が不明瞭になってしまう恐れがあります。
舌や口の動きを改善するには、まずゆっくりと話す練習をするのをおすすめします。安定した呼吸を保ちながら落ち着いて話すことで、滑舌を意識しやすくなります。
普段から家族や友人と積極的に話すようにして、滑舌を意識する機会を増やすことも有効です。
聞き取りやすい音量
聞き取りやすい音量は、シーンによって異なります。例えば10人以上の大勢の人前で話す場合と、1対1で話す場合とで最適な音量を使い分けましょう。
また人前で話すシーンで、緊張から大きい声が出ない悩みもよく聞きます。その場合は、次のように段階的に声を出すようにしてみてください。
1. 腹式呼吸で、息をスムーズに吸ったり吐いたりする
2. 息を吐きながら「あ~」と、のどを使わずに、楽に発声してみる
3. 2の「あ~」の倍くらいの声を出す
4. 3の「あ~」の倍くらいの声を出す
聞き取りやすいトーン
人は「ドレミファソ」の「ソ」の音階が最も心地よく感じるといわれています。トーンの高い声は聞き取りやすいだけでなく、ポジティブで明るいイメージを与えるため、ぜひ意識しましょう。
普段、話す音を「ド」としたときに、「ドレミファソ」と音階を上げていったときの「ソ」を意識するのがポイントです。キープするのは意外ときついので、腹式呼吸を忘れずに。
聞き取りやすい声の響き
声の響きを改善するには、自ら楽しみながら発声するのをおすすめします。日本語の口の開け方は「あいうえお」の5パターンしかありません。この5つの音ごとに口の開け方を区別して発音することを意識するだけで変わります。
聞き取りやすいスピード
話すスピードは、あまりに速すぎると何を言っているかわからないので問題です。しかし速いことが悪いわけではありません。例えば急いでいる相手にゆっくりしゃべっていては、相手はイライラするでしょう。スピードで意識すべきは、相手に合わせることです。その上で、最も聞き取りやすいスピードを意識しましょう。
聞き取りやすい間
文章を区切る間は、聞き取りづらいオンライン会議のときや、雑音がある場所では、うまく間を設けることで聞き取りやすくなります。
間には主に「理解の間」と「引きつけの間」の2通りがあります。
理解の間:センテンスとセンテンスの間に取る間。聞き手の理解を促進し、スムーズに次に進められる。
引きつけの間:聞き手の注意や関心を引きつけたい重要なワードの前に取る間。
これらを意識して取り入れることで、聞き取りやすくなります。
聞き取りやすい抑揚
文頭には高い音域、文末は低い音域になるように話すことが抑揚をつけるコツです。また重要ワードを発音するときは少し高い音域にアクセントを置き、言葉を際立たせるようにするのをおすすめします。
これらのテクニックは、自分自身が話している姿を録画して客観的に見ながら練習するのをおすすめします。改善点が見えてきやすくなるためです。
ただし、一人ではどうしても限界がありますし、プロのテクニックを取り入れる機会もありません。
その意味で、”専門”の話し方教室でマンツーマンレッスンを受けることが、最短ルートといえます。ぜひ検討してみてください。
4.まとめ
聞き取りやすい話し方の条件やテクニックをご紹介しました。人それぞれ聞き取りにくくなる原因は異なります。自分自身の弱点をよく捉えて、重点的に対策をとっていきましょう。
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